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しかし、ハイツーという言葉はあまり知られていないのではないでしょうか!?
ちなみにハイツーというのは2つボタンスーツのボタン位置が、高めに設定されているデザインのことを言います。
実は一部のスタッフ内でもブームになっているスタイルでこれがなかなかカッコイイのです。
雰囲気的には、細め3つボタンのような形でVゾーンが浅く、クラシックというより、デザイン性に富んでいるスタイルなので、細い方に特に似合います。
ディテールの組合せとしては、スタイリッシュにするのが相性が良く、腰ポケットはスラント(ナナメ型)、フロントカットは大きく開いて、ラペルも少し細めにして全体的に動きを付けるのがセオリーです。
あとハイツーの嬉しい点が、ボタン位置が高いので、ボタンを留めて座っても綺麗な状態を保てるというところです。
ちなにみこの写真のジャケットパターンは、動きやすさも考慮されたハイツーなので実用面に凄く適しています。
普通の2つボタンじゃない2つボタンスーツ。個性派スタイルならコレで!!
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
今、最もオススメしたいスタイルはダブルスーツです。
なかなかピンッとこない方も多いかもしれません。
というのも、ダブルスーツのイメージって肩幅は広くてお腹周りはだぶだぶで、パンツも2タック、社長や恰幅のいいおじさん なんて思われてる方も多いのでは・・・。
もともとこのイメージは、80年代バブル期のソフトスーツの名残だと言われています。
ですので、本来のダブルスーツはルーズな物ではなくきちっと体型に合わせて着こなすものです。
特に参考にしたいのが、チャールズ皇太子です。
チャールズ皇太子は6釦2掛けのダブルスーツを好んで着ている事も有名で、ウエストを絞り込みエレガントに着こなしています。
つまり恰幅の良い方でなくとも、ダブルスーツは良く似合うのです。
そしてM2オススメのダブルスーツスタイルがこちらです。
重厚感なのにスタイリッシュをテーマに仕上げたスーツです。
全体的にゆとりを少なくし、ウエストを絞り込んで着丈を短く指定しています。
これが今カッコイイダブルのサイジングです。
ちょっとシングルスーツに飽きてきた方や、新しいファッションを望んでおられる方・・・
ぜひ一度チャレンジを!!
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今回はと言いますと、メンズファッションが一番変化を遂げた1950年代-1960年代にスポットをあてました。
前回紹介した1900年-1920年代のスタイルとは打って変わって、より現代風でファッショナブルなスタイルが生まれてきています。
1950-アメリカ
以前でもTAKE IVYで紹介しましたアイビーリーグスタイル。
(アイビーリーグとは東海岸に点在する名門大学リーグ)
こちらの写真はシングルのジャケット姿の大学生で、裾丈がくるぶしにかかるくらいの丈の短いグレーのスラックスを、ペニーローファーで合わせています。
こういった当時の学生のファッションをアイビーと呼んでいました。
現在のジャケスラファッションなどに取り入れても、非常に参考になるスタイルです。
1950-イギリス
深いセンスを活かしたテディーボーイスタイル。
(テディーボーイとはエドワード7世時代の服装を真似た50年代のイギリスファッション)
丈の長いジャケットに懐中時計のチェーンを垂らしたベスト、ペッグトップ、リボンタイはテディーボーイの典型的スタイルです。
主に労働者階級出身だった彼らは、いわゆる上流階級の人々の服装をアレンジし常識を覆しました。
1960-イギリス
当時の音楽、風潮から生まれたモッズスタイル。
イギリスロックバンド、スモールファイセスの面々。
この年代になるとさらに現代風なスタイルにり、シングルの三つボタンジャケットにタイトなスラックス、細めのタイが特徴です。
こうした60年代スタイルをモッズと称していました。70年代-80年代と時代を追う事にモッズファッションは今も尚進化し続けています。
ONE HUNDRED YEARS OF MENSWEAR メンズウェア100年史を元に、様々なスタイルを紹介してきましたが年代事に違いのあることが分かります。
現在のスタイルも、元を辿れば原点があり、それを現代風にアレンジしている事が多いのです。
過去のスタイルを知っていくと意外な発見が生まれてくるかもしれませんね。
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メンズファッションを語るうえで、誰もが一度は袖を通すであろうスーツ。
スーツと言っても色々なスタイルが現代には浸透しています。スーツの歴史も長ければ、色々なスタイルが存在します。
そこで今回のテーマは~メンズウェア100年史~の中から数々の写真を元に過去から現代までのスーツスタイルを紹介していきます。
1900-1931
麦わらのカンカン帽にゆったり目のスーツ。映画の1シーンのようですが、当時はこういったファッションが定番だったようです。
現代のスーツのラインを見てもゆとりがまったく違います。
逆に現代にこのようなファッションを見るとまた違った感じで新鮮ですね。
当時の会社勤めのビジネスマン。ハイライズのズボンをサスペンダーで吊っているスタイルです。
当時は、人前でズボンをずり上げることは『最もだらしない行為』とされていました。
ベルトが使われだしたのは1920年代後半以降のようです。
会社に行くのかパーティーに行くのか分からない格好ですね(笑)
でも外出する時はしっかりと身だしなみを整える。
ホント紳士のスタイルですね。
僕も見習わなければ(汗)
今回のテーマは過去100年を振り返っていますが、スーツの歴史そのものはもっと過去にさかのぼると言うから驚きです。1900年からのビジネスマンスタイルにターゲットを絞りましたが、次回はその先のスタイルを紹介していこうと思います。
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ひとことでアイビースタイルといっても幅広く、アイビーリーグの学生たちが着用していた優等生的なスタイルから、それをラフに着崩したスタイルなど、様々なスタイルがあるようです。
今回はアイビースタイルが、上流階級のトラッドスタイルからの発祥であることから、前者の「優等生スタイル」をご紹介したいと思います。
左が当時のアイビーリーガーです。
まさに優等生といった感じで、ブルーのシャツにニットタイが良く合っています。
ちなみに、サイドを刈り上げ、7:3分けにしたこの髪型も、
アイビーカットと言われていました。
VOL.1でも紹介した、3ボタンブレザー、ボタンダウンシャツ、チノパン、コインローファー。
アイビーを象徴するスタイルです。
現在のアイビーでも、定番のスタイルですね。
写真では、分かりにくいかも知れませんが、この頃のスタイルは今見てもほんとにオシャレです。
書店などでアイビー雑誌を見つけられたら、一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
アイビーは現在のファッションにも強く影響を与えています。
日本では、ブログでも取り上げた、石津謙介氏の貢献でアイビーファッションが確立されました。
次回、Vol.3はそんなアイビー精神を受け継いだ、「現在のアイビースタイル」をご紹介したいと思います。
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