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確かにとろけるような肌触りで着ている感じがしないぐらい着心地がいいです。
しかし、それにはれっきとした理由があり糸の仕組みからくるものです。
とういわけで糸について少し触れてみたいと思います。
羊の毛を刈り取りモコモコした原毛から紡績して紡ぎだし1本の糸を作ります。これを単糸(たんし)といいます。ようはティッシュをねじって紙縒りを作るような要領です。その単糸を2本撚り合わせると双糸(そうし)になります。
同じ太さでも単糸と双糸では、双糸の方が数倍丈夫だと言われています。
一般的に、単糸はフラノやツィードなどの太い糸で織る生地が多くデニムもこちら側です。
双糸は細番手のスーツ地によく使われ、しなやかなのに丈夫というわけです。
イタリア生地の多くは経糸(たていと)に双糸を使い、緯糸(よこいと)に単糸しを使い軽量化させ、さらに目付き(1mあたりに糸が通る本数)を悪くしてやわらかい肌触りを実現しているのです。
これと対照的なのがイギリスブランドの生地で、目付きが良く、たてよこ糸が双糸や3本撚りの三子糸(みこし)などが使われずっしりと重いです。
どちらが良いかは好みの問題ですが、前回に引き続きこの辺のことも頭に入れておくと生地選びの幅がさらに広がります。
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
前回に引き続き、M2PLANT伊丹店の船井がご紹介いたします。
お客様が店内にある生地をえらぶ時は、だいたいの方が色や柄を見て判断されます。
そしていろいろな生地を見て慣れてくると、次は各国のブランドが気になりはじめます。
ブランドによって個性や特色があり、普段目に止まらなかった色柄でも好きなブランドであれば興味が沸いたりと、新しい感性が発見できます。
さて、そのブランドですが大きく見て『ミル』と『マーチャント』に分けられます。
ミルというのは工場を意味し、毛織メーカーが、柄出しから仕上げまで自社のリスクで服地を作り、直接輸出している服地を指します。
デザイン的には偏りがちですが、クオリティーの高いものが安価で買えるというメリットがあります。
代表されるブランドは
・エルメネジルド・ゼニア
・ロロ・ピアーナ
・カノニコ
・テーラー&ロッジ
・ウイリアム・ハルステッド
・ハリス・ツィード
そしてマーチャントですがこれは毛織物商社を意味し、自社独自の色柄の服地を自分のリスクでミルブランドに発注して織り上げてもらった服地を指します。
ミル系と比べて中間マージンがかかるので、すこし割高になりますがバラエティーに富んでいますので、個性を求めるにはこちらの方がおすすめかと思います。
こちらの代表ブランド
・スキャバル
・ドーメル
・ホーランド&シェリー
・フィンテックス
・バークレイ
・ドラッパーズ
私個人の考えとしては、ミル系は生地に対して思い入れが強く素材に非常にシビアな生地作りを心掛け、マーチャント系は斬新で今までにないような色柄で、特別な喜びをもらえるような気がします。
そういったことを頭に入れておくと、生地選びの基準や購入後のスーツへの愛着が今までと変わってきます。
上記で上げたブランドは高価な物が中心ですが、価格を抑えた名ブランドも多数ありますので、そういうブランド探しもオーダースーツの醍醐味といえるのではないでしょうか。
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
早速ですが、
背広という呼び名にはいくつかの語源があり、燕尾服の背巾が広かった説、市民服の「シビル・クロウズ」(civil clothes)が訛った説、あとロンドンの仕立て通り「サヴィルロウ」(Savile Row)が訛った説などがあります。
このほかにもいろいろな説があるようですが、今回はオーダースーツを語る上で、避けては通れない仕立て通りサヴィルロウについてご紹介します。
この通りには創業100年以上の老舗は当たり前で、おもむきのある店には英国紳士達のマストアイテムのスーツやネクタイはもちろんハット、ステッキ、パイプ、その他小物類にいたるまで高級品や嗜好品が全てそろい、さらに王室御用達のブランドもこの通りにはたくさんあるようです。
例えば王室御用達ブランド「ギーブス&ホークス」で背広を仕立ててもらうには最低でも三回通い3ヶ月かかります。
仕立てにかかる費用は少なくとも40万円はくだらないそうです。
手間隙もかかり私には、とうてい手の届かない代物です。
数多くの著名テーラーは、ほとんどがここサヴィルロウから発祥していて、まるで英国の生真面目な気質が、紳士服の歴史を見守っているかのようにも思えます。
古き良き伝統を重んじ、シンプルなデザインに上質な仕立てをモットーに
、この先何百年変わらぬ志があるのでしょう。
過去、M2PLANTではサヴィルロウの「ギーブス&ホークス」「ホーランド&シェリー」「ハーディー・エイミス」などの生地も扱っていましたが、その存在感のせいもあってすぐに品切れてしまいます。
現在では「リチャード・ジェームス」が店頭に並びお客様からの評判も上々です。
もし店頭で見かけることがあれば本場英国の上質生地を是非、手に取って歴史を感じてみてください。
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
「あっ、社会の窓が開いてる」
今は死語かと思っていた言葉を小学生の子供から言われ、瞬く間に顔が赤らめていきました。
ご存じの通り、パンツのチャック全開を指す表現です。
それ以降、接客ももたつき、最後にはお釣りを渡し間違える始末。・・・情けない
今では当たり前に使われているファスナー。
ジージー鳴るから『ジッパー』、巾着のチャクから『チャック』
ファスナーは呼び方ひとつとってもこんなにおもしろい。
ファスナーと聞いてまっさきに頭に思い浮かぶのが『YKK』ではないでしょうか。
それもそのはず、現在では世界で45%、日本では90%ものシェアを占めていますので、世界中で一番使われているファスナーなのです。
ファスナーの起源は、1891年に靴紐を結ぶ煩わしさから、ホイットコム・ジャドソン氏が考案したものが最初とされています。その後の改良、開発により『ザ・オリジナル』誕生しました。
これが、現在のファスナーの原型といわれています。
日本では、1934年に吉田 忠雄氏が東京に『サンエス商会』を設立し、ファスナーの加工・販売を行ったのが始まりです。つまりYKKのスタート地点です。
「品質第一」をモットーとして評判が上がるとともに、ファスナーの用途が広がり受注も増え、社名は「吉田工業所」に改められました。
さらに戦後には「吉田工業株式会社」改名され、この社名の頭文字を取って、馴染み深いYKKの文字がファスナーに刻印されるようになります。
実際に社名が、YKKになったのは1994年とごく最近のことだったのです。
現在、YKKのファスナーの種類はざっと20万種あり、価格別に、プレミアム製品、汎用性の高いもの、低価格のものの3種に分けられています。
最近のファスナーはブランドロゴの入ったものが多いですが、だいたいはYKKの商品だと言います。
ルイ・ヴィトンの商品でいえば90%はYKKの高級ファスナーが使われているようです。
ついでにいうと、NASAの宇宙服もYKKが使われているというのだから驚きです。
M2PLANTでもファスナーはもちろんYKKを使用しています。
特別仕様で、ジャケットの内ポケットにファスナーを付けられるのですが、このファスナーが何と世界最小の大きさだそうです。
内ポケットに世界最薄の携帯電話を入れ、世界最小のファスナーで留める。
現代風の粋な着こなしではないでしょうか(笑)
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
『オシャレは足元から』なんて言葉をよく耳にします。
この言葉ですが、靴だけではなく靴下にも気を遣ってこそ適用できるのではないでしょうか。
それにかわり英国人は靴は靴、靴下は靴下というように、Yシャツやネクタイと同様に考えられています。
つまり紳士服を装う上で、靴下といえど立派な紳士グッズなのです。
日本のビジネス用靴下は、ソックスが大半のようです。生産量も多いので値段も3足1000円というのは当たり前になってきました。
使用する上で、OFFでは問題ありませんが、電車でこういう光景をよく目にします。
ソックスだと短いため動くたびずり落ちてきて、収まりがよくありません。
西洋では「品性に欠けている人」として扱われ、特に女性には露骨にいやな顔をされるそうです。
日本の女性はそこまでではないにせよ、よくは思わないでしょう。
ホーズはふくらはぎで引っかかり、ずり落ちることが少なくて、足首のところでダブつく事がなく、むくみ防止にもなって足の疲労感も軽減されるといわれています。
なにより見た目にすっきり見せることができ、座った時に見せるホーズは絶大な効果が得られます。
素材は主にコットンやウール、そしてカシミヤやシルクなどさまざまです。
色は無地の黒か紺、グレーにしスーツか靴に合わせるのが基本です。
履き心地もよく、耐久性もあってバランスが取れています。
少し高いかもしれませんが、1度はき慣れるともうやめられません。
Yシャツや靴と違って、足のサイズがある程度合っていればフィットしますので、ご主人さんや彼氏への贈り物へどうですか?
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