ネクタイピンの種類

昨今のトラッドブームや、英国スタイルへの回帰でスーツスタイルもクラシックなものが増えてきているようです。
そんな旬のクラシックスタイルに欠かせないのが、タイピン（ネクタイピン）です。

一昔前までは、おじさんくさくてオシャレじゃないといったイメージがあったようですが、近年はファッション性の高いものも多く、お洒落なスーツスタイルには欠かせないアイテムになっています。
さらに、タイピン（ネクタイピン）は、胸元のアクセントとしてだけではなく、ネクタイの揺れや乱れを防ぐ役割もし、さらには結婚式などフォーマルにも対応できる、ファッション性と機能性を兼ね備えた万能アイテムなんです。
今回は、そんなタイピンの種類をご紹介していきます。
 

タイクリップ(タイスライダー、タイクラスプ)
一般的なタイプでバネの力で大剣、小剣、シャツを留めるものです。
つける場所に決まりはありませんが、基本は上着の第一釦のやや上につけることが多いです。
ネクタイを浮かせて胸元を立体的に見せることが出来ます。
                                因みに、 タイピン（ネクタイピン）とは本来、長い針状の
                                ものでネクタイに刺して留めるタイプのものを言います
                                が、今ではこのクリップタイプも総称してタイピンと呼ぶ
                                ことが多いようです。

タイ・チェーン
ﾔｼﾞﾛﾍﾞｴと呼ばれるΩ型の金具の両端を10ｾﾝﾁ程度のﾁｪｰﾝで結び、ネクタイをくぐらせて留めるタイプです。
クリップ型のものに比べ、ファッション性が高く、数本のﾁｪｰﾝを使ったり､ﾍﾟﾝﾀﾞﾝﾄﾄｯﾌﾟのような飾りがついているものがあります。
 
タイ・タック(タックピン)
装飾を施したピンをピンバッチのようにネクタイに刺すものです。
後ろに付いた鎖をシャツのボタンに引っかけて使います。
スカーフにも使え、カフリンクスとして付けられるものもあります。
 
スティック・ピン
針状のピンをネクタイに刺して留めるタイプ。
ピン先は金具が付いていて危なくないように出来ており、ピン先の反対側には宝石がついていたりと装飾が施されています。
主に礼装用としてアスコットタイやクロスタイなどのネクタイを留めるために用いられます。

お洒落で、実用的でもあるネクタイピン、まずはクリップタイプから挑戦されてみてはいかがでしょうか。

メンズ&レディース　オーダースーツ専門店　M2PLANT