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最近まで寒いと思っていたら、一気に気温が上昇し昼間になると上着を着ていたら暑いぐらいです。
M2PLANTでは今月から春夏物のスーツ生地をメインで展開しています。その中で夏の定番素材『モヘア』も一緒に入荷しました。
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
M2PLANTでは今月から春夏物のスーツ生地をメインで展開しています。その中で夏の定番素材『モヘア』も一緒に入荷しました。
モヘアとはアンゴラ山羊の獣毛繊維のことで、高温多湿の日本ではうってつけの素材なのです。
肌触りはサラッとしていて、素材にハリ、コシ、光沢があるのが特徴です。ちなみに名前の由来はトルコ語のMukhyarからきていて『最高の毛』を意味するようです。
意外と知られていませんが、モヘアは希少価値の高い高級素材なのです。
スーツ地に多く使われるモヘアはキッドモヘア(生後三ヶ月までの仔山羊)と言い、アンドラ山羊一頭あたり2~3㎏程度しか採取できない大変高価なものなのです。
一般的には上質なウールとの混紡で、5~10%ほど混入していることが多いです。逆にいうとモヘアが多いほど高級な生地といえるのです。
中でも有名なのが、1957年に英国生地ブランド『ドーメル』が開発した『トニック』という商品があります。
なんとモヘア55%という驚異的な混紡率です。
当時は生地屋で見つけたらテーラー達がこぞって買い込んだそうです。
いくらするかはわかりませんが、相当高価な品物だったようです。
良いことばかりのモヘヤ素材ですが、難点を上げるとすればウールと比べて硬い(ハリやコシがある)ので、人によってはチクチク感じることや、パンツのセンターラインの折り目を加工するシロセット加工をすることが出来ないということです。
夏には最高の素材というのは間違いありませんので、モヘア(MOHAIR)の文字を見かけたら、一度手にとって確かめてください。
気にいってもらえると思いますよ。
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