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普段みなさんがいつも履いているスーツのパンツ。
何の疑いも無く両足の中央部分に折り目がビシッと入っていますよね。
 
(この折り目・・・別名「クリース」といいます)
 
前回、このクリースが取れなくなる加工「シロセット」をご紹介したわけですが、ffcc9cbb.jpeg
今回はそもそもなぜ?パンツにこのクリースが入るようになったのか・・・について触れてみようと思います。
 
みなさんも一度目にした事があると思いますが、18世紀までの貴族の装いといえば半ズボンにタイツスタイル。


それから19世紀に入ると、ようやくここでパンツ丈は足首くらいまでの長さに定着されます。
 
これまではタイツを履くことによって脚のラインをしっかり強調することこそがエレガントとされていたのですが、丈が長くなってしまうとせっかくの美脚ラインがスッポリと隠れてしまうわけです。
 
こうした悩みから、当時のファッションリーダーでおなじみのイギリス王エドワード7世がこのパンツのシルエットをより美しく見せるべく前後中央と左右脇を含め
4ヶ所に折り目を入れることで、脚のラインを強調させたそうです。
 
これがクリースのデビューとなります。
 
その後に息子であるジョージ5世にこのスタイルは継がれるわけですが、彼の場合は4ヶ所ではなく現代と同じ前後中央部分にのみクリースを入れました。
このスタイルは海軍将校が着る制服をはじめ、当時のシャレ者達がこぞって目を付け一般に広まったといいます。
 815b694a.jpeg
実は、クリースが入るようになってまだ200年くらいしか経っていなかったんですね! 
現在ではイタリアンブランドを中心に、ジーンズなどでも立体感を出すためにクリースが施されている場合もあるのでスーツ限定というわけでもないみたいです(笑)
 
まったく「オシャレは足元から」とはよく言ったものです!
 
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