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先日、親子で来店された息子様が、スーツをご注文されました。
その際に、お父様が息子様に、夏は暑いからズボンの下にステテコを穿けとおっしゃっていました。
息子様は、なんで夏にステテコなんだ。
という目で見られていましたが、これはお父様が正解です。
メンズスーツのパンツには、ほとんどのものがヒザ辺りまで裏地が付いています。
これはパンツを履いた時や、ヒザを曲げた時などの滑りをよくして、摩擦の抵抗を少なくする重要な役目があるのです。
しかしこれが夏場になると、汗でベトベトと肌に張り付き、気持ちの良いものではありません。
夏物だけ裏地を取り外してしまえば・・・と思うかもしれませんが、裏地は汗が直接生地に付着して、生地が傷むのを防ぐという役割もありますので、これもオススメできません。
ここで、大半の方は2パンツスーツで購入して頻繁にクリーニングに出すという対策を取られます。
クリーニングは出し過ぎると生地が傷みますし、色落ちも早いです。
ではどうすれば・・・・
と、少しわざとらしいですが、これらの問題を解決してくれるのが、ステテコなのです。
冬の肌着のイメージが強いですが、四季のある日本の風土の中で、ステテコが一番重宝されるのは実は夏なのです。
汗をしっかり吸い取ってくれるので、裏地にベタ付くこともなく、汗ジミや汗のにおいも抑えます。汗が生地に付かなければ、生地も傷みにくいですし、股ズレ防止効果にも繋がります。
このことから、ステテコを履いていない時と比べ、履いた時の方が体感温度はあきらかに涼しくなるのです。
そして、最近のものはロングパンツとも呼ばれ、デザイン的にも機能的にも発達していて若い方にも受け入れやすくなっています。
これから暑くなり汗を多くかく季節がやってきます。
最初は抵抗があるとは思いますが、スーツを長持ちさせる方法として一度お試しになってはいかがでしょうか。
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