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「あっ、社会の窓が開いてる」
今は死語かと思っていた言葉を小学生の子供から言われ、瞬く間に顔が赤らめていきました。
ご存じの通り、パンツのチャック全開を指す表現です。
それ以降、接客ももたつき、最後にはお釣りを渡し間違える始末。・・・情けない
今では当たり前に使われているファスナー。
ジージー鳴るから『ジッパー』、巾着のチャクから『チャック』
ファスナーは呼び方ひとつとってもこんなにおもしろい。
ファスナーと聞いてまっさきに頭に思い浮かぶのが『YKK』ではないでしょうか。
それもそのはず、現在では世界で45%、日本では90%ものシェアを占めていますので、世界中で一番使われているファスナーなのです。
ファスナーの起源は、1891年に靴紐を結ぶ煩わしさから、ホイットコム・ジャドソン氏が考案したものが最初とされています。その後の改良、開発により『ザ・オリジナル』誕生しました。
これが、現在のファスナーの原型といわれています。
日本では、1934年に吉田 忠雄氏が東京に『サンエス商会』を設立し、ファスナーの加工・販売を行ったのが始まりです。つまりYKKのスタート地点です。
「品質第一」をモットーとして評判が上がるとともに、ファスナーの用途が広がり受注も増え、社名は「吉田工業所」に改められました。
さらに戦後には「吉田工業株式会社」改名され、この社名の頭文字を取って、馴染み深いYKKの文字がファスナーに刻印されるようになります。
実際に社名が、YKKになったのは1994年とごく最近のことだったのです。
現在、YKKのファスナーの種類はざっと20万種あり、価格別に、プレミアム製品、汎用性の高いもの、低価格のものの3種に分けられています。
最近のファスナーはブランドロゴの入ったものが多いですが、だいたいはYKKの商品だと言います。
ルイ・ヴィトンの商品でいえば90%はYKKの高級ファスナーが使われているようです。
ついでにいうと、NASAの宇宙服もYKKが使われているというのだから驚きです。
M2PLANTでもファスナーはもちろんYKKを使用しています。
特別仕様で、ジャケットの内ポケットにファスナーを付けられるのですが、このファスナーが何と世界最小の大きさだそうです。
内ポケットに世界最薄の携帯電話を入れ、世界最小のファスナーで留める。
現代風の粋な着こなしではないでしょうか(笑)
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT