忍者ブログ
ここではM2PLANTスタッフの「商品知識」や「豆知識」を始め、色々な情報を発信します。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんにちは、吹田店の野崎です。
前回のドライクリーニング編に続き、今回はスーツのお手入れ方法を紹介します。

スーツ素材の多くは「ウール」を始めとする天然素材なので、その特性を活かすことがお手入れの第一歩です。
ウールの繊維にはクリンプと言われる「縮れ」があります。ウール素材はこのクリンプに空気を含んでいるので断熱効果が高く、またバネのように元に戻るので弾力性と回復性があります。
更に、繊維の表皮(スケール)が「ウロコ状」になっているので水を弾き、内部(コルテックス)が湿気を吸収するという、防水性と吸湿性という相反する性質を備えています。
「断熱性」・「弾力性」・「回復性」・「防水性」・「吸湿性」、これらがウール素材の大きな特性なわけです。

1日スーツを着用しているとスーツは相当な湿気を吸収しています。
この吸収した湿気を発散させ、ウール素材の自然な「回復性」を得るために、1回着たら必ず休ませて下さい。
「1回着用したら1週間は休ませる」これが理想です。
生地が回復しないまま使用する場合と、回復させながら使用する場合とでは、傷み方が大きく変わってきます。
こうなると最低でも5着~6着のスーツが必要ですが、要は同じスーツを連日着用せずにローテーションで着回すことが大切なわけです。
次に保管方法ですが、着用したばかりのスーツをいきなりタンスに入れるのは厳禁。ブラッシングした後、1日から2日は風通しの良い場所で湿気を飛ばしてください。また、スーツをかけるハンガーですが、スーツの肩巾に合った肉厚のあるものを使用し、ポケットの中に入っている物は全て出してください。型崩れの防止になります。お勧めは吸湿性のある木製ハンガーです。

ブラッシングやスチームについては次回ご案内しますが、特別なメンテナンスをせず、ただ休ませるだけでもスーツは長持ちします。
生地は「生き物」です。人もスーツも適度な休養が長持ちの秘訣かも。。。

メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
感謝
[05/26 M2サポーター]
ブランド名
[05/19 M2サポーター]
無題
[04/08 森]
店じまい、ちょっと早すぎ
[06/28 松崎@受け取り]
先日はお世話になりました
[03/14 セレサポ家族]
寄せ鍋ブログのQR
カウンター
アクセス解析
プロフィール
HN:
エムツープラント
自己紹介:
安心の完全国内自社工場縫製 メンズ・レディースのオーダースーツ専門店
M2 PLANT と オーダースーツかつだ

Copyright c [ M2PLANTの寄せ鍋ブログν ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]