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こんにちは、吹田店の野崎です。
前回のドライクリーニング編に続き、今回はスーツのお手入れ方法を紹介します。

スーツ素材の多くは「ウール」を始めとする天然素材なので、その特性を活かすことがお手入れの第一歩です。
ウールの繊維にはクリンプと言われる「縮れ」があります。ウール素材はこのクリンプに空気を含んでいるので断熱効果が高く、またバネのように元に戻るので弾力性と回復性があります。
更に、繊維の表皮(スケール)が「ウロコ状」になっているので水を弾き、内部(コルテックス)が湿気を吸収するという、防水性と吸湿性という相反する性質を備えています。
「断熱性」・「弾力性」・「回復性」・「防水性」・「吸湿性」、これらがウール素材の大きな特性なわけです。

1日スーツを着用しているとスーツは相当な湿気を吸収しています。
この吸収した湿気を発散させ、ウール素材の自然な「回復性」を得るために、1回着たら必ず休ませて下さい。
「1回着用したら1週間は休ませる」これが理想です。
生地が回復しないまま使用する場合と、回復させながら使用する場合とでは、傷み方が大きく変わってきます。
こうなると最低でも5着~6着のスーツが必要ですが、要は同じスーツを連日着用せずにローテーションで着回すことが大切なわけです。
次に保管方法ですが、着用したばかりのスーツをいきなりタンスに入れるのは厳禁。ブラッシングした後、1日から2日は風通しの良い場所で湿気を飛ばしてください。また、スーツをかけるハンガーですが、スーツの肩巾に合った肉厚のあるものを使用し、ポケットの中に入っている物は全て出してください。型崩れの防止になります。お勧めは吸湿性のある木製ハンガーです。

ブラッシングやスチームについては次回ご案内しますが、特別なメンテナンスをせず、ただ休ませるだけでもスーツは長持ちします。
生地は「生き物」です。人もスーツも適度な休養が長持ちの秘訣かも。。。

メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
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