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近頃、婦人物のスーツでストレッチ素材のスーツをよく見かけます。
伸縮性が高くて動きやすい素材で、通常のサイズよりだいぶ小さいはずなんですが、ぴったりフィットして身体のラインを美しく見せられるのが特徴です。
ストレッチ素材には大きく分けて2種類あります。
1つはウールやコットンなどの繊維を強く撚り、伸縮性をもたすというもの。繊維の量が多くなるため、重たいということと、手間がかかる分高価になります。そのかわり天然繊維なので、肌触りは非常に良いということがあげられます。
もう1つはポリウレタンを混紡させる方法です。
ポリウレタンは、簡単にいうとゴムみたいな物で、伸縮性や弾力性が非常に高いです。
ポリウレタンに使われる製品は非常に多く、スポーツウェアやソックス、人工皮革、断熱材、クッション材などがあります。そのうえ安価でとても扱いやすい素材です。
現在販売されているストレッチ素材のスーツ(衣類)はだいたい後者のポリウレタンです。
やはり良いことばかりでなく、注意すべき点も多数あります。
熱に弱くて耐久性も低く、普通に着ているうちに、芯になってるポリウレタンがぷつん、ぷつんと切れていき、その結果膝のあたりが出てくるのです。
さらに、この状態でアイロンやクリーニングをかければ、高温でもとにもどらなくなる可能性があります。
あと、シミが付いたらクリーニング店に持って行きますが、素材の形態上、シミを抜くことも難しく、シミを抜くはずが繊維の色を抜いてしまうというケースも少なくないようです。
糸の製造後、大体3年を経過すると劣化が進むと言われています。決して商品を購入してから3年という訳ではありませんので、安いからといって”在庫処分”などは気を付けたほうがいいかも知れませんね。
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