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そもそもベストの由来ですが、本場のイギリスではウェストコート(waistcoat)と言います。これが本来の名称になります。
名称通りでウェストがのぞくほど丈が短くカットされているコート(上着)を意味します。
フランスではジレ(gilet)、そしてアメリカの呼び方がベスト(vest)という訳です。
ベストがアメリカに伝わる時、ウェストコートの訛りからこのような呼び方になったようです。
日本ではベストの呼び方がなじみ深いのですが、昔はチョッキと呼ばれていました。由来は直着(ちょくぎ)からきている説や、ジャケットをポルトガル語のjaqueが訛った説などがあります。
まあ、チョッキは死語のようになってますが・・・
雑誌などの影響もあり再び脚光をあびはじめたスリーピースですが、やはりまだまだ人気薄。
ではいつ頃からベストの存在が薄れはじめたのか?
スーツの原型は英国のラウンジコートや、アメリカのサックスーツからきていているのはご存じの方も多いと思います。
それから、約40年後の第二次世界大戦後以降、物質の極端な不足になり、生地すら節約する傾向にありました。ダブルよりシングル、スリーピースよりツーピースへ変化していったようです。そして、1950年代に入り、政界や国際的な重要人物でも、公式な席でベストを着用することがなくなったことで、完全にスーツの基本がツーピースとなりました。
ちなみにベストが無くなったことで、Yシャツの使用もすこし変わっています。
Yシャツに付く胸ポケットですが、もともと付いていないのが一般的でした。
つまり、ベストの腰ポケットの変わりに、Yシャツの胸ポケットに付けられたということです。
逆にいうとクラシックなYシャツにはポケットが付いていないということがいえるのです。
日本では着用回数の少ないベストですが、本当はもっと重宝されるべきアイテムなのです。
日本は言うまでもなく四季があり、1年を通しての温度は高低差30度以上もあります。
ベストを着回すことによって体温調整のバランスが計れ、見栄えにも健康にも良いということです。
実際に、寒い日に着れば素材がウールなので暖かいですし、暑い日にはジャケットを脱いでも、だらしなく見えないうえ、暑さもそれほど感じられません。
そして、ベストはジャストサイズで着るので、身体が引き締まり、サスペンダーと合わすと背筋が矯正されシャキッとします。スーツを着てるって感じがします。
最近はスーツのファッションで、パンツにシルバーチェーンをぶら下げるスタイルをよく見かけるようになりました。
ワイルドで男らしく、勇ましくまあります。(ビジネス向きではありませんが)
それとは逆に、紳士の装いを目指すなら、ベストの腰ポケットに懐中時計を忍ばせ、時計から延びるチェーンをベストの釦ホールにつなげれば粋な着こなしを体験できますよ。
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