忍者ブログ
ここではM2PLANTスタッフの「商品知識」や「豆知識」を始め、色々な情報を発信します。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

そもそもベストの由来ですが、本場のイギリスではウェストコート(waistcoat)と言います。これが本来の名称になります。
名称通りでウェストがのぞくほど丈が短くカットされているコート(上着)を意味します。
フランスではジレ(gilet)、そしてアメリカの呼び方がベスト(vest)という訳です。
ベストがアメリカに伝わる時、ウェストコートの訛りからこのような呼び方になったようです。

日本ではベストの呼び方がなじみ深いのですが、昔はチョッキと呼ばれていました。由来は直着(ちょくぎ)からきている説や、ジャケットをポルトガル語のjaqueが訛った説などがあります。
まあ、チョッキは死語のようになってますが・・・

雑誌などの影響もあり再び脚光をあびはじめたスリーピースですが、やはりまだまだ人気薄。
ではいつ頃からベストの存在が薄れはじめたのか?

スーツの原型は英国のラウンジコートや、アメリカのサックスーツからきていているのはご存じの方も多いと思います。
それから、約40年後の第二次世界大戦後以降、物質の極端な不足になり、生地すら節約する傾向にありました。ダブルよりシングル、スリーピースよりツーピースへ変化していったようです。そして、1950年代に入り、政界や国際的な重要人物でも、公式な席でベストを着用することがなくなったことで、完全にスーツの基本がツーピースとなりました。

ちなみにベストが無くなったことで、Yシャツの使用もすこし変わっています。
Yシャツに付く胸ポケットですが、もともと付いていないのが一般的でした。
つまり、ベストの腰ポケットの変わりに、Yシャツの胸ポケットに付けられたということです。
逆にいうとクラシックなYシャツにはポケットが付いていないということがいえるのです。

日本では着用回数の少ないベストですが、本当はもっと重宝されるべきアイテムなのです。
日本は言うまでもなく四季があり、1年を通しての温度は高低差30度以上もあります。
ベストを着回すことによって体温調整のバランスが計れ、見栄えにも健康にも良いということです。

実際に、寒い日に着れば素材がウールなので暖かいですし、暑い日にはジャケットを脱いでも、だらしなく見えないうえ、暑さもそれほど感じられません。
そして、ベストはジャストサイズで着るので、身体が引き締まり、サスペンダーと合わすと背筋が矯正されシャキッとします。スーツを着てるって感じがします。

最近はスーツのファッションで、パンツにシルバーチェーンをぶら下げるスタイルをよく見かけるようになりました。
ワイルドで男らしく、勇ましくまあります。(ビジネス向きではありませんが)
それとは逆に、紳士の装いを目指すなら、ベストの腰ポケットに懐中時計を忍ばせ、時計から延びるチェーンをベストの釦ホールにつなげれば粋な着こなしを体験できますよ。

メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
感謝
[05/26 M2サポーター]
ブランド名
[05/19 M2サポーター]
無題
[04/08 森]
店じまい、ちょっと早すぎ
[06/28 松崎@受け取り]
先日はお世話になりました
[03/14 セレサポ家族]
寄せ鍋ブログのQR
カウンター
アクセス解析
プロフィール
HN:
エムツープラント
自己紹介:
安心の完全国内自社工場縫製 メンズ・レディースのオーダースーツ専門店
M2 PLANT と オーダースーツかつだ

Copyright c [ M2PLANTの寄せ鍋ブログν ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]