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現代のスーツ地は肌触りがよくて軽い物が高級とされていて、特にイタリアブランドの生地に注目されることが多いようです。
確かにとろけるような肌触りで着ている感じがしないぐらい着心地がいいです。

しかし、それにはれっきとした理由があり糸の仕組みからくるものです。
とういわけで糸について少し触れてみたいと思います。

羊の毛を刈り取りモコモコした原毛から紡績して紡ぎだし1本の糸を作ります。これを単糸(たんし)といいます。ようはティッシュをねじって紙縒りを作るような要領です。その単糸を2本撚り合わせると双糸(そうし)になります。

同じ太さでも単糸と双糸では、双糸の方が数倍丈夫だと言われています。

一般的に、単糸はフラノやツィードなどの太い糸で織る生地が多くデニムもこちら側です。
双糸は細番手のスーツ地によく使われ、しなやかなのに丈夫というわけです。
イタリア生地の多くは経糸(たていと)に双糸を使い、緯糸(よこいと)に単糸しを使い軽量化させ、さらに目付き(1mあたりに糸が通る本数)を悪くしてやわらかい肌触りを実現しているのです。

これと対照的なのがイギリスブランドの生地で、目付きが良く、たてよこ糸が双糸や3本撚りの三子糸(みこし)などが使われずっしりと重いです。

どちらが良いかは好みの問題ですが、前回に引き続きこの辺のことも頭に入れておくと生地選びの幅がさらに広がります。

メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
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