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こんにちは、吹田店の野崎です。
先日、友人と話しをしていたとき、
「スーツのクリーニングは毎週出すよ」と言われ、
この時、もしかしてクリーニングを誤解している人って結構多いのでは?という疑問が生まれました。
なので、今回のテーマはクリーニングです。

昔、家庭科の授業で習った「品質表示」。ほとんどのスーツには「ドライマーク」が付いています。もちろんドライクリーニングの事です。
家庭での洗濯には「水」を使いますが、ドライクリーニングは「水」の変わりに工業用ガソリンなど石油系の「有機溶剤」を使用します。
では、どう違うのか?
一般的に衣類のほとんどは水溶性の汚れ、「水」で溶ける汚れとだと言われています。しかしながら、相反することの例えにも使われるように「水と油」は分離してしまうので、油性の汚れは水洗いでは落ちにくいわけです。逆に言うと、水溶性の汚れは油性では落ちにくいことになります。
本来なら、水溶性の汚れは水で、油性の汚れは有機溶剤(ドライクリーニング)を使用するのがベストですが、「水」は浸透性が強いため、「色落ち」や「衣類の収縮」などの原因になり、ご家庭で経験された方も多いと思います。

つまり。。。汗や血液など水溶性の汚れは、ドライクリーニングでは落ちにくいと言うことです。
血液など部分的な汚れは、ドライクリーニングに出すと綺麗になってきますが、スーツに吸収された汗など全体的な汚れは落ちていません。これは何度クリーニングに出しても同じです。それどころか、汗など水溶性の汚れが蓄積されたものをドライクリーニングすると、「黄ばみ」「色あせ」「異臭」などが起こりやすく、スーツの寿命を縮めてしまいます!ドライクリーニングは油性の汚れや「シミ」などの部分的な汚れが付いたときや、シーズンの終わりに出す程度で十分です。

スーツは「表地」と「裏地」、その間にポケットや芯地などの附属があり、それぞれ素材も違うために、「色落ち」や「型崩れ」「風合いの劣化」などが起こる可能性があるので、浸透性の強い「水」での洗濯はできません。
ただ、夏場は汗でパンツの傷みが早くなるので、2パンツスーツにしたり、数着のスーツをローテーションで着用したりする事をお勧めします。

仕事用と言っても大切なスーツです。正しいお手入れで長持ちさせてください。

メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
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