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クリノリン・スタイルとは、19世紀中頃から流行したペチコートの一種です。
男性では「フロックコート・スタイル」が主流だった時代です。
貴族や中産階級だけでなく、女工、露天売り、百姓まであらゆる階層の女性に普及した初めてのモードだったようです。
ナポレオン3世の皇后ユージュニーの好んだスタイルとしても有名です。
クリノリンとは、スカートに膨らみをもたせるため、クラン(馬の尻尾の毛)とリン(麻)で、2つの混紡地で作るフープ(かたい物で作った輪)を縫いこんだアンダースカートです。
このクリノリンは見ためはとても優美ですが、ドレスをサラリと着るだけ。とはいかず、非常に手間がかかります。
まず、女性の体を砂時計型にすることを目的とし、ウエストにコルセットを付け、ひもで締め上げていきます。自分では出来ないので、メイドなどに手伝ってもらいます。
上記で説明した、クリノリンをウエストに付け、クリノリンをかぶせるようにペティーコートを着ます。スカートにボリュームを出すため、10枚にも及ぶペティーコートを着て、脚を完全に覆いかくします。
最後にドレスを着て完成ですが、10㎏にも達します。
実は、この当時の女性の寿命は30代だと言われています。
原因はコルセットにあり、極端にウエストを締めるので、内蔵に悪影響をあたえ血液の流れが悪くなり、着用後わずか15分程度で、手、脚、膝の温度が4~5℃下がります。
もちろん肋骨も収縮し、当時はウエスト36㎝の女性もいたそうです。
小説のヒロインが病気がちだったのはこのことが影響していたのかもしれません。
モテるためとはいえ、命がけのスタイルといえます。
メンズ&レディース オーダースーツ専門店 M2PLANT
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