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あの気味の悪い模様は何なのだろうか。
ゾウリムシのような、勾玉のような変わった模様です。
人気がないといえばないように思いますし、あるといえばある。不思議な魅力ある模様です。
柄のモチーフは5色以上の色を使って、松かさ、パーム(椰子の葉)、糸杉、マンゴー、生命の樹などを表現しているといわれています。
もともとは、カシミヤ山羊の故郷インドのカシミール地方で手織りのショールが始まりのようです。
ブータという手織りのショールで、原料はカシミヤです。
原毛収集、紡績、織りに至るまで総て人手に頼るため、庶民の手には届かなく、王族や貴族達への贈答品として活用され、上流階級の人達に重宝されました。
そして、ショールはヨーロッパへ渡り、各国へ広まっていきました。
中でも、スコットランドのペイズリー市の物が多く、ペイズリーの名が世界各国に知れ渡りました。
今までカシミール柄と呼ばれていた物が、この頃から語源となったペイズリー柄と呼ばれるようになりました。
ちなみに現在では、ペイズリー柄は勾玉の形の物を指しますが、本来は模様全体のことをいいます。
ショールは1790年から1870年までのほぼ100年間、多くの国で流行し、シルクのスカーフが出てくると共に陰をひそめていきました。
それから100年近く忘れられた存在となったペイズリー柄ですが、イタリアのブランド『エトロ』が1980年代にペイズリー柄を取り入れたネクタイ、スカーフ、鞄などが発表され再び注目を集めました。
昔々から存在するペイズリー柄、ネクタイにしても、ショールにしても、5色以上の色を使っているわりには上品で、大人の雰囲気を醸し出しています。
1アイテム持っていてもきっと損はないはずです。
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