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WOOL(ウール)は一般的に羊毛のことですが、山羊やアルパカなどの毛織物に使用する獣毛も含まれます。
ツノが丸まっていてモコモコした毛で包まれている羊。その種類はなんと3000種もあり、飼育されている数は世界中で12億頭といわれています。
日本ではあまり馴染みのない動物ですが、人と関わりをもったのは新石器時代にまでさかのぼります。四大文明の一つメソポタミア文明でシュメール人が羊や牛・豚などを飼育していました。その後、セム人系のカルディア人が初めて羊毛で毛織物を作ったということです。
それから数千年、より柔らかく質の良い毛を追及した結果、12世紀のスペインで柔らかく純白な毛を持つ羊の改良に成功しました。これが有名な「メリノウール」の元祖、スペインメリノです。その後も改良が続けられたメリノ種は、各国へと拡がっていきました。その中で、もっとも成功し、発展したのがオーストラリアという訳です。
特徴としては繊維が均一で細いため、衣料や毛布などに適しています。スーツに使用する生地も大半がメリノウールです。
有史以前からの付き合いがある羊。
もともと標高3000m以上の山岳地帯に棲息していた羊の特性は、人の生活にとても役に立つものでした。自然だけが生み出すことのできる特徴は、現代科学でも追い越せないほど優れています。
次回はそのあたりのことをご紹介したいと思います。
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